二人三脚の16年だったが、順風満帆だったわけではない。問題が生じたのは’15年。当時19歳だった彼女が、写真週刊誌に俳優とのツーショットを撮影されてしまったのだ。

芸能プロダクション関係者が、騒動の顛末を語る。

「自転車に2人乗りしている写真も掲載されました。タイミングが悪いことに、彼女は当時、ある公共機関のCM出演が決まっていたのです。しかし、写真週刊誌の記事のため、ご破算になってしまいました。そのことに彼女のマネージャーは激怒し、数時間にわたって罵倒し続けたそうです」

松岡も自分の軽率な行動を反省していたというが、マネージャーの罵倒はトラウマになってしまったという。

「松岡さんの母も、娘の憔悴ぶりを見て驚いたそうです。母親は、いつも付き添っているわけではなかったそうですが、その事件後はしばらくの間、仕事先にも同行していたのです」

マネージャーが代わったあとも、パワハラのトラウマが消えることはなかった。

「“娘の女優生命も危機に瀕している”、母親はそう考えたようです。その後、松岡さんの環境を変えてもらうために、母子で所属事務所を訪れ、事務所社長に嘆願したそうです。

『ほかの事務所に移らせてください。無理なら女優をやめてもかまいません』と――。そのおかげで彼女は所属事務所の関連会社に移籍できることになりました」