ハロプロ研修生実力診断テストを徹底総括！
宮本佳林・小片リサ　インタビュー（抜粋）

（公開実力診断テストが始まる前もつんく♂さんの
もとで実力診断テストをやっていたという話で･･･）

宮本　私たちの頃は、レコーディングスタジオの
広くない部屋に4〜5人ずつ同期に近い子が
入れられるんですよ。そこで観客席よりも
近い至近距離で見ているのが、つんく♂さん。
そのまま1人ずつブースで歌うわけですけど、
待っている間もひたすらリズム練習をしないと
怒られるんですね。歌ったばかりの子が
「もっとこうしたほうがいい」とか「もう1回
歌ってみて」と言われるのを聞きながら、
全員で細かくリズムを刻んでいたことを
覚えています。つんく♂さんとマンツーマン
体制だし、みんなめちゃくちゃ緊張して
いましたね。必死で歌詞を暗記したりして。

――ちなみに課題曲は何を？

宮本　『FOREVER〜あなたに会いたい〜』
（つんく♂）、『元気になれっ！』（北神未海
(小川真奈) with MM学園 合唱部）、
『私の魅力に 気付かない鈍感な人』
（モーニング娘。（光井愛佳）･･････覚えて
いるのは、そのあたりですかね。
つんく♂さんから全員もれなく言われるのが
リズムのこと（笑）。個人として覚えているのは、
『私の魅力に 気付かない鈍感な人』で、
おもいっきり癖が強い歌い方をしたんですね。
当時はお母さんと二人三脚で練習して
いたんですけど、お母さんが「これでもか！」
っていうくらい癖のある歌い方を勧めて
きたんです。そうしたら、つんく♂さんに
「色があっていい」って褒められました。

――光井愛佳さんの歌って、そんなに
癖がありましたっけ？

宮本　いや、それが･･････。私が渡された
課題音源は光井さんが歌ったものでなく、
つんく♂さんの仮歌だったんです。
それを聴き込んだうえに、なぜか同時に
松浦亜弥さんの曲もめっちゃ聴いて、
松浦さんを30倍くらい濃くした歌い方を
身につけつつありまして･･････。言って
しまえば、つんく♂さんと松浦さんの
ハイブリッド歌唱法ですよね。それを
小5なりに頑張って模索していました（笑）。

小片　すごい話だな（笑）。

宮本　でも印象に残るようにするために、
意識して癖を強めに歌ったほうがいいと
いうのはそこで学びました。その後、デビュー
してから今に至るまで、あのときの経験が
活かされていると感じることもありますね。
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