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2023/07/07(金) 12:58:30.0907/7(金) 8:14配信
安倍晋三・元首相(当時67歳)を銃撃したとして殺人罪などで起訴された山上徹也被告(42)が事件後、母親(70)との接触を一貫して絶っている。面会要請に応じず、届いた手紙の返信も出していないという。母親が高額献金を重ね、現在も信仰する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、強い恨みを抱き続けているとみられる。事件は8日、発生から1年となる。
事件は昨年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の路上で起きた。参院選で街頭演説中だった安倍氏を銃撃したとして、奈良県警は山上被告を現行犯逮捕。奈良地検は今年1月、殺人罪などで起訴した。
母親は旧統一教会に総額1億円に上る献金をしており、山上被告は調べに対し、教団を恨み、つながりがあると思った安倍氏を狙ったと供述した。
山上被告は2月以降、大阪市都島区の大阪拘置所に勾留されている。新聞や雑誌を毎日読んでおり、旧統一教会に関する記事にも目を通しているという。
複数の関係者によると、山上被告は一部の親族の面会には応じてきたが、4月に母親が訪れた際には応じなかった。母親が事件後、面会を申し込んだのは初めてだったとみられる。
山上被告は周囲から、母親が信仰を続けていることを知らされており、母親と会っても、教団は正しいという話にしかならないと述べているという。
一方、母親は関係者に対し、山上被告と向き合い、親子の関係を取り戻したいと語っている。信仰について、「息子に十分な説明ができていない」とも話しているという。
親族らによると、母親は1991年に入信した。自宅の土地・建物を売却するなどして献金を続け、2002年に自己破産した。一家の生活は困窮し、山上被告は大学進学を諦めたとされる。05年には兄や妹に保険金を残そうとして自殺しようとした。だが、韓国で教団の活動中だった母親は帰国しなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c1ffb7d2ce7e52ad79a4eda2cd62d40c3db9a8e