東京都港区の東京メトロ白金高輪駅で2021年、知人の男性(当時22)に硫酸をかけて重傷を負わせたとして、傷害罪などに問われた花森弘卓被告(26)の判決公判が28日、東京地裁(野村賢裁判長)であった。判決は「極めて危険な行為で、後遺症が残った被害も重大だ」として、懲役3年6カ月(求刑懲役6年)の実刑を言い渡した。
 判決によると、花森被告は21年4月に沖縄県の琉球大学で男性(当時22)の顔を殴ったほか、同年8月24日夜、白金高輪駅で別の男性(当時22)に硫酸をかけ、顔や腕に約3カ月のやけどを負わせた。