JR西日本は12日、再開発地域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」エリアでの大阪駅の新たな地下ホーム開業(3月18日)に向けた
線路の切り替え(地下化)工事を報道陣に公開した。今月13日朝までに作業を完了させる。
地下化全体の工事区間は2・4キロで、うち1・7キロがトンネル構造。新大阪方面で最大23・5パーミル(千メートル進むと23・5メートル登る)の急勾配となる。
新ホームは地下10~15メートルに設置され、13日朝に電車が初めて通過する。
JR西は今回の工事で、福島駅付近では地上の線路を地下から支えている橋桁や「西梅田一番踏切」を撤去する。
開業後のホームには、関西空港駅に向かう特急「はるか」や和歌山方面への特急「くろしお」が停車する。
現在、新大阪止まりの「おおさか東線」の電車も乗り入れる。令和13年開業予定の「なにわ筋線」の駅としても使われる見込みだ。
JR西は新ホームに▽あらゆる車種に対応するホームドア▽顔認証改札機▽利用者の移動に合わせて行き先を表示するデジタル案内板―などを導入する。
一連の取り組みを「JR WEST LABO」と位置付け、「未来社会の実験場」を標榜する2025年大阪・関西万博と歩調を合わせる。
https://www.iza.ne.jp/article/20230212-C55D2TAKTRMEZN6PPJ3ZTHDU3M/