部下の女性隊員の下半身を触るなどしたとして、陸上自衛隊千僧駐屯地は
10日、姫路駐屯地第3特科隊の男性2尉陸尉(48)を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。
また、女性隊員の通報に対して必要な報告を怠ったとして、上司の50代の幹部自衛官を戒告処分とした。
千僧駐屯地司令業務室によると、男性2尉陸尉は2021年2月22日、姫路市内の路上で部下の女性隊員の腰付近に手を回して不快にさせた上、
同年3月26日には同市内の飲食店で下半身を触るなどわいせつな行為をした。
2度とも勤務外で、男性2尉陸尉が女性隊員を食事に誘ったという。
同年5月19日、所属隊に通報があったが、報告を受けた幹部自衛官は必要な報告を怠った。
同年9月16日に被害を受けた隊員の関係者が上部組織の第3師団司令部に報告し、調査が進んだという。
第3師団長の荒井正芳陸将は「大変遺憾で、被害を受けた隊員、その家族に対して大変申し訳ない。今後、このような事案が起きないようにさらなる指導をしていく」とコメントした。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202302/0016039099.shtml