米芸能誌バラエティーは7日、2009年に50歳で死去した米人気歌手マイケル・ジャクソンさんの遺産管理団体が、
出版や楽曲収入などに関する権利の50%を8億~9億ドル(約1050億~1180億円)で売却する交渉を進めていると伝えた。
音楽業界ではストリーミング配信の利用拡大で楽曲を巡る権利の価値が上昇しているとされる。
同様の事例は近年相次いでいるが、ジャクソンさんのケースはこれまでで「最大の取引」になる可能性があるとしている。
相手先はソニー・ミュージックエンタテインメントなどとみられる。
芸能専門サイトTMZによると、団体側は売却後も権利の管理・運営を全面的に維持できることを条件に求めているという。
21年には米大物歌手ブルース・スプリングスティーンさんが全楽曲の権利を売却、総額は5億ドル超に上ると報じられたほか、
今年1月にはジャスティン・ビーバーさんも約290曲の権利を売却したことが明らかになった。(共同)