原材料価格の高騰を受けて、2月は食品や身の回りの商品で値上げが相次ぐ。
民間調査会社の帝国データバンクによると、2月に値上げする飲食料品は4283品目に上る。
昨年10月の値上げ約6700品目に迫る値上げラッシュとなる。
帝国データが昨年12月末時点で国内の主な飲食料品メーカー105社の価格改定予定をまとめた。
平均値上げ率は18%。昨年来の原材料高に加え、電気代など光熱費や人件費の上昇に伴う価格転嫁が広がる。
2月は、大塚製薬が「カロリーメイト ブロック チーズ味(4本)」を1983年の発売以来初めて値上げし、税抜き希望小売価格は200円から220円とする。
ニチレイフーズの家庭用冷凍食品や、江崎グリコの「ポッキー」は昨年に続く再値上げとなる。
日本製紙クレシアがティッシュペーパーなど全家庭用紙製品を15%以上値上げするほか、人手不足を反映した配送料値上げの動きもある。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230131-OYT1T50162/