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2023/01/30(月) 12:07:33.940県警は３０日早朝から、米国人ら２人の捜索を始めた。山岳遭難救助隊員ら１２人が、現場に近い栂池（つがいけ）高原スキー場の麓を出発。午前１０時３６分と同４６分、現場付近で２人を見つけた。２９日の雪崩を目撃した外国人らから状況を聞き取り、米国人らの居場所をほぼ特定していたという。
気象庁によると、小谷村では２４日に大雪が降った後、断続的に雪が降り続いている。このため古い積雪の上に降り積もった新雪が滑り落ちる「表層雪崩」が発生しやすいとして、２７日夕方になだれ注意報を発表。夜には大雪警報を出した。村内に設置されたアメダスの観測地点では一晩で約４０センチ以上の積雪があった。
県警大町署の発表によると、現場の斜面では当時、カナダ人など外国人の３グループ計１３人が、スキー場のコース外を滑っていたとみられる。雪崩に巻き込まれなかった８人グループの１人が、宿泊先を通じて雪崩を目撃したと通報した。
気象庁は、３０日昼から夜にかけてまとまった雪が降る可能性があるとして、同日朝に大雪注意報を発表。なだれ注意報も継続し、警戒を呼びかけている。
栂池高原スキー場では３０日、午前８時のオープンを前にスキー客でゴンドラ乗り場に長蛇の列ができた。友人２人とバックカントリーでスノーボードを滑る予定のドイツ人男性（２１）は「今朝のニュースで（２９日の雪崩事故を）聞いて怖いと思った。簡単なコースに変更し、マイク付きのイヤホンをつけて非常事態に連絡しやすい工夫をした。より一層気をつけて滑りたい」と話した。
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