コロナ禍はさまざまな生活様式を変えた。
ソーシャルディスタンスにより人と人との物理的な接近、接触はぐんと減り、あらゆる場所で換気が必要となった。
そんな中「換気が心配」という声をヒントに新たなビジネスを思いついた鍼灸院院長がいる。
兵庫県西宮市で『すが鍼灸治療院』を営む、鍼灸師の菅哲也さんだ。
https://yorozoonews.jp/article/14825226
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アイデアは極めて大胆だ。車の天井に折りたたみ式のルーフテントを載せ、患者と施術者がはしごで登って入るというもの。
テント自体は車に取り付ける既製品だが、鍼灸院が診療所として使うのはおそらく日本初であろう。
しかしこのアイデアの実現はスムーズではなかった。
「前代未聞」と難色を示す保健所や厚生労働省の担当者と粘り強く交渉し、コロナや道路交通法の関係でも繁雑な申請作業があった。
ようやく今年4月頃に「ルーフテント治療」サービスとして稼働できる見通しが立ったのだ。