ニューヨーク(CNN) 
米のハンバーガーチェーン「カルバーズ」が店内で提供する飲み物類をペプシからコカ・コーラにこのほど変更したところ、
中西部を中心にペプシ商品を愛好する客が怒りの声を上げる事態に発展した。
ペプシに加え、マウンテンデュー、シエラミストやトロピカーナなどの飲料はコカ・コーラ社製品に入れ替わることとなる。
米ウィスコンシン州で生まれた同社は声明で、飲料商品のブランド変更は進んでいるが、26州で展開する約900店での作業終了には時間がかかると説明。
ただ、同社の代表的なメニューであるルーツビール、ドクターペッパーや甘いお菓子類などの提供は変わらないともした。
カルバーズは、バターを塗ったバンズを焼いてサンドイッチ方式で出すバーガーなどが売りになっている。
公式サイト上で画像と共に発表された飲み物類の製造元の変更発表を受け、同社のSNSのアカウントには数百人規模のペプシファンの抗議の書き込みが殺到。
「信じられない。いつも食事の場所に選んでいた好みの店だったが、これで台なしになった」と嘆く意見などが寄せられた。
一方で好感する反応もあり、「中西部で受け入れられない意見だろう」としながらも、「変更はうれしい」との投稿もあった。
飲料業界紙の統計によると、昨年1~9月期におけるコカ・コーラの米国での市場占有率は約40%、ペプシは約29%だった。
https://www.cnn.co.jp/business/35199187.html