最近、「何もしないで月50万円稼げる!」「SNSを見るだけで収入UP!」──といった類のネット広告をよく見かける。
中には、世界的に有名な財界人の名前や顔写真を堂々と使って、
「私がみんなにコレを本気でおすすめします!」といったコメントまで掲載されているモノもある
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/01080601/
この手の勧誘広告に導かれるがままクリックしていくと、登録と称して、
氏名、住所、携帯電話番号、メールアドレス、生年月日、クレジットカードの番号、銀行口座……といった個人情報を入力させられる。
ページのデザインや多言語対応の選択メニューを見ると、こうしたサイトが日本製ではないことがすぐに分かる。
必須項目への入力と暗証番号による本人確認が済むと、「これであなたも億万長者への扉が開かれました!」的な、夢のような演出が施されたスタートページへと移動。
「すぐに担当者から連絡が来ます!」といったメッセージが表示されるのである。
実際、瞬く間に非通知で、「担当者」を名乗る人物からスマホに電話がかかってくる。
多くの場合、彼らは中国語訛りの日本語を話し、性別に男女の偏りはない。
「ハシモト」とか「カナイ」といった日本名を名乗り、あくまでも自分は日本人であると主張した上でキャンペーンへの参加を勧めてくる。