警察官にチェーンソーの刃を示したとして高知県四万十町の男(72)が6日夜、逮捕されました。
男はチェーンソーを持ったまま4時間近く逃走しましたが、
警察が防災無線で付近の住民に注意喚起や情報提供を呼びかけたこともあり、けが人はいませんでした。
公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは高知県四万十町に住む72歳の無職の男です。
警察の調べによりますと、6日午後5時55分ごろ、町内の鮮魚店の男性から「チェーンソーを持った男が来て振り回している」と110番通報がありました。
午後6時ごろ、駆けつけた警察官が職務質問をしようとしたところ、怒号を浴びせながらエンジンのかかったチェーンソーの刃を示したということです。
その後、警察官が男を説得しながら現場から離れさせた時に男はチェーンソーを持ったまま逃走。
警察はおよそ20人の捜査員を投入し、行方を探していたところ、
午後9時50分ごろ、現場から200メートルほど離れた住宅の庭先にいた男を発見。午後10時過ぎに緊急逮捕しました。
逮捕時に男はチェーンソーを持っていませんでしたが、近くにチェーンソーが捨てられているのを捜査員が発見し押収しました。
調べに対し男は「やったことは間違いない」と容疑を認めているということです。
チェーンソーは長さ50センチ、刃が20センチ弱の小型のもので、
逃走時、付近の住民に防災無線で注意喚起や情報提供を呼びかけたこともあり、けが人はいませんでした。
警察は犯行の動機や余罪について捜査を進める方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb2cd3e593946af146f2a0bc56e8ee1ce3cc2ffe