スマッシュの初速、世界最速記録はなんと493km/h! 
球技最速のスピードで打ち込まれるバドミントンのシャトルは、ほぼすべて中国で生産されている。
中国には北京ダックなど水鳥を食べる習慣があり、肉の加工過程で出た羽根がシャトルになるからだ。
1928年、英国で創業した世界唯一のシャトル専門メーカー、RSLジャパンのクリエイティブマネジャー、神山祐介さんが語る。
「競技用シャトルはガチョウやアヒルの羽根で作られています。日本協会第1種検定球は、すべてガチョウ。
アヒルとの差はほぼなくなりましたが、一般的にはガチョウのほうが軸が太く、羽根も肉厚とされています」
シャトル1球に使用される羽根は16枚。ブレなく素直に飛び、耐久性にも優れるシャトルにするには、まっすぐな羽根を16枚そろえなければいけない。
反り具合や重さ、太さなど異なる羽根が混じるときれいな円にならず、飛びにブレが出るからだ。
ちなみに水鳥の体の右と左とでは反りなどが異なるため、双方の羽根が1球に混在することはない。
https://number.bunshun.jp/articles/-/855885