バレーボールで男子175センチ以下、女子165センチ以下の身長制限を設けた「兵庫県大学男女身長制大会」が、初開催された。
背が高いほど有利とされる競技。試合への出場機会に恵まれない選手にも実戦の場を提供し、兵庫の競技力を底上げしようと県大学連盟が企画した。
大会は18日に神戸市北区の神戸親和女大などで実施。
男女とも、ネットは通常より数センチ低く設置し、リベロと関西学生リーグ3部以下のチームは身長制限の対象外とした。
県内の男子4チーム、女子7チームが参加し、普段は出番の少ない選手らを中心に汗を流した。
女子は予選リーグを経て決勝トーナメントを実施。今月4日閉幕の全日本大学女子選手権で4位と躍進した神戸親和女大は、新チーム始動後初の大会として参戦した。
身長165センチで、普段はピンチサーバーでの起用が多いという参加者は
「とにかく粘ってレシーブする感じだった。本来スパイカーではない選手も打つという、挑戦的な場面もあって楽しかった」と大会を満喫。
決勝では武庫川女大をフルセットの末に破り「新チームでこうして優勝を勝ちとり、今後も頑張ろうという気持ちになった」と飛躍のきっかけをつかんだようだった。
大会では小柄でレシーブに優れた選手が多く、長いラリーで我慢比べとなる展開が目立った。
同連盟では今後、少なくとも年1回の開催を目指し、将来的には高校生にも対象を広げることを検討している。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sports/202212/0015916834.shtml
https://i.kobe-np.co.jp/news/sports/202212/img/b_15916835.jpg
https://i.kobe-np.co.jp/news/sports/202212/img/b_15916836.jpg