共同通信社は25日投開票の宮崎県知事選に関し、17、18両日に電話調査をし、取材結果を加味して情勢を探った。
4選を目指す現職河野俊嗣氏(58)=公明推薦、社民支持=がリードし、元職東国原英夫氏(65)が追う展開となっている。
政治団体代表「スーパークレイジー君」(本名・西本誠)氏(36)は苦戦している。いずれも無所属。
回答者の1割弱が投票先をまだ決めていないとした。
自民、立憲民主両党の県組織や連合の推薦も受ける河野氏は、自民を支持すると答えた人の7割弱、公明支持層の6割強、立民支持層の半数超をまとめた。
政党の支援を受けない東国原氏は自民や立民などの支持層の一部を取り込んだ他、維新支持層の7割弱に浸透している。
「支持する政党はない」と答えた無党派層の5割強は河野氏を支持し、東国原氏は3割強にとどまった。
調査は宮崎県の有権者を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。
固定電話で1120人の回答を得た。(共同)