今年4月、兵庫県加東市の国道で集団暴走行為をしたとして、県警交通捜査課と小野署などは16日までに、
道路交通法違反(共同危険行為など)の疑いで、加古川市や高砂市などに住む当時16~18歳の少年12人を逮捕、2人を書類送検し、捜査を終えた。捜査関係者への取材で分かった。
少年らは人気アニメ「東京リベンジャーズ」などに影響を受けていたと説明し、「単車だけのチームで走りたかった」などと容疑を認めているという。
逮捕、送検容疑は4月15日午後8時25分ごろ、共謀し、バイクなど9台で暴走中、加東市家原の国道175号交差点で、赤信号を無視して転回した疑い。
捜査関係者によると、少年らは「月華美奏(げっかびそう)」と名付けたグループに所属。今年春ごろに結成されたという。グループ名はメンバーから募り、ステッカーも作っていた。
出身中学の友人のほか、LINE(ライン)、インスタグラムなどで知り合った東播磨地域の少年が集まり、中古で購入したバイクで暴走行為を繰り返していたという。
少年の一部は、作中に暴走行為の描写もある「東京リベンジャーズ」や、動画サイトに投稿されている他県の暴走族の映像に影響を受けていたという。
「月華美奏」はメンバーの逮捕を受け、総長を名乗っていた少年=当時17歳=が解散届を県警に提出しており、現在解散状態となっている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202212/0015895333.shtml