アダルトビデオの出演者の女性に、契約内容に関する書類を交付しなかったとして、映像制作会社役員の男が警視庁に逮捕されました。
「AV出演被害防止・救済法」、いわゆるAV新法での全国初の摘発です。

逮捕された映像制作会社役員の角谷貴史容疑者(50)は、今年8月から10月にかけ、7本のアダルトビデオ作品について、
出演者の複数の女性に契約内容を記載した書類を交付しなかったAV出演被害防止・救済法違反の疑いがもたれています。

警視庁によりますと、角谷容疑者は自ら出演するなどして制作した無修正のわいせつ動画を海外のアダルト動画販売サイト「FC2」に違法に投稿したとして、先月逮捕され、今月2日に起訴されています。

角谷容疑者は、こうした違法な投稿で2016年から今年10月までのおよそ6年間で8200万円ほどの利益を得ていたとみられています。

今年6月に施行されたAV出演被害防止・救済法では、アダルトビデオの出演者に対し、契約書などを交付しその内容を説明することを義務づけていて、この法律での全国初の摘発となりました。
https://news.livedoor.com/article/detail/23324875/