辛坊治郎が12月1日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。
同日から始まった節電要請に応じて、スタジオ照明を一部落として放送するテレビ番組について言及。
「見ていて変わらない。だったら普段から照明落とせよ!」と物申した。

この日の番組冒頭、突然「この番組は節電に協力するため、スタジオの照明を落としてお送りしております」と口火を切った辛坊。
1日から始まった節電要請に応じるかたちで、多くのテレビ番組でスタジオ照明の一部を落として放送を始めたことについて話し始めた。

「これほどすごい偽善は見たことない」と語り「だって節電言うんだったらさ、本当にいま節電しないと電源どっか落ちちゃう、
大規模停電で都市機能が麻痺するみたいな極限状態だったら、一番簡単で一瞬にして回避する方法はテレビの放送をやめたらいいんじゃないかな」と笑いながらもチクリ。

1970年代に起こったオイルショックの際、テレビが放送終了時間を早めたり日中の放送を休止をした話や、そもそも20年ほど前までは24時間放送ではなかったと語った。

「長年、テレビで飯食ってますから、天に唾するような話なんですけど」と前置きしたうえで「本当にひっ迫した状況になったら、
テレビで節電を呼びかけるよりかは、たぶん夕方5時から6時まで1時間お休みしますっていう方が、本当の一瞬で完全に、見事に問題は解決すると思うんだが誰も言わない」と苦笑。

「今のテレビカメラの性能はすごくあがってきているので、絞りを開ければ照明落としてもテレビを見ている人にとっては、スタジオが暗く映るかというと暗く映ってないわけですよ。
だったらそれでいいじゃねぇか?という話なんだよね。だったら普段から照明落とせよっていう。いらないだろ、見てても変わらないんだったら」と指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3f7c39b9dcc9998843cbf53bd11df2834f4b7e3