【ジュネーブ共同】
世界保健機関(WHO)は28日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の名称を「M痘(mpoxエムポックス)」とするよう推奨した。
1年間の移行期間を経て完全に変更するとしている。
Mは英語でサルを意味する「MONKEY」の頭文字。
自然界の宿主がアフリカに生息する齧歯類とみられている上、偏見を避けるため動物や国・地域などの固有名詞を病名に付さないとの2015年の指針に基づき変更を決めた。
ウイルスが1958年にデンマークで実験動物のサルから発見されたため、サル痘と命名されていた。