テレビユー福島
勤務する中学校で、男子生徒42人に下半身を触るわいせつ行為を行ったとして、中学校の男性講師が懲戒免職処分を受けました。
懲戒免職となったのは、福島県の県中地区の中学校に勤務する西舘成矩(にしだて・しげのり)講師・40歳です。
県教育庁によりますと、西舘講師は今年4月から9月にかけて勤務する中学校の音楽準備室などで、授業中や休み時間に直接、または衣服の上から42人の男子生徒の下半身を触るわいせつ行為を行いました。
被害を受けたのは、中学1年から3年の男子生徒42人で、授業中に音楽室や、休み時間に音楽準備室、さらには廊下などでもわいせつな行為を行ったということです。
10月5日に、被害にあった生徒から話を聞いた別の生徒が教員に伝え、その後教頭と校長に報告されました。
10月14日に全校集会を開き、生徒に説明と謝罪をしたところ、「被害にあった」と名乗り出る生徒が相次いだということです。
西舘講師は、県の聞き取りに対し「遊び感覚でじゃれあって、ふざけていく中で、はじめは注意していたが、徐々に生徒との距離感が分からなくなってしまった。
わいせつやセクハラは、女子に対してやってはいけないという認識はあったが、男子に対してはそういう認識はなく、大丈夫だと思っていた」などと話しているということです。

河北新報
福島県教委は25日、県内の公立中で1~3年の男子生徒計42人の下半身を触るなどしたとして、音楽の男性講師(40)を懲戒免職処分とした。
県教委によると、男性講師は4~9月の授業中や休み時間に校内で、衣服の上から男子生徒の下半身を触ったり、ズボンの中に手を入れるなどした。
男性講師は「遊び感覚で始め、じゃれ合っているうちに距離感がつかめなくなった」と話し、「セクハラは女子に対してであり、男子は大丈夫だと思った」などと釈明したという。
被害生徒が10月、友人生徒に相談し、発覚した。全校生徒にアンケートを実施した結果、男子生徒計42人の被害が確認された。
男性講師は採用10年目で現在の中学には昨年4月に赴任し、クラスの担任もしていた。
記者会見した県教委の丹野純一次長は「学校への県民の信頼を裏切ることになり、申し訳ない」と謝罪した。