広島県尾道市の市施設に、被差別部落出身者を差別・脅迫する手紙が届いていたことが24日、市への取材で分かった。
「人間ではない」「いつでもコロシたる」などと書かれていた。
市人権男女共同参画課の半田敬二課長は「差別の現状を目の当たりにした」と話し、広島法務局に調査を要請したと明かした。
県警への被害届も検討する。
封書は10月24日に届いた。便箋1枚に手書きの黒いペンで「ブラクミンのバカタレドモ」から始まる文章が書かれており、差別語も複数含まれていた。
宛先は「解放会館」で、差出人の名前と電話番号もあった。法務局が調べたところ、差出人は関係のない人物だった。
https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/6/8/6/9/686984d744f374bb31483e23535410ab_1.jpg