JR東日本は22日、東北新幹線の線路上で、夜間に保守点検をしていた男性作業員1人が行方不明になったと公表した。
男性の捜索作業の影響で、東北、上越、北陸の各新幹線の上下線で計45本、最大約70分の遅れが発生。約2万3000人に影響がでたという。
JR東日本によると、21日の終電後から、東北新幹線の大宮駅(さいたま市)~小山駅(栃木県小山市)の区間で、作業員7人が線路のメンテナンスを行っていた。
22日午前2時半ごろ、男性作業員1人がいなくなったことに他の作業員が気が付いた。捜索を続ける中、始発列車の時刻を迎えた。
線路内の安全確認のために速度を落として運行を開始し、午前8時30分ごろに確認が終了した。
男性とは、連絡が取れない状況が続いているという。JR東日本は埼玉県警に連絡し、行方を調べている。