日本製紙クレシア(東京)と王子ネピア(同)は14日、ティッシュペーパーやトイレットペーパーといった家庭紙の全製品の出荷価格を来年から引き上げると発表した。
日本製紙クレシアが2月1日に現行より15%以上、王子ネピアが1月21日に20%以上それぞれ値上げする。
両社とも石炭やパルプなどの原燃料価格や物流費の上昇に加え、円安に伴うコスト負担の増大を理由に挙げた。
大王製紙も今月11日、来年1月21日から家庭紙を20%以上値上げすると公表した。
家庭紙の国内シェア上位3位を占める大王製紙と日本製紙クレシア、王子ネピアはいずれも今年1度値上げに踏み切っている。