指定暴力団・二代目東組のトラブルに絡んで、豚の生首にナイフが刺さった状態で車のフロントガラスに置いた事件が発生した。
70代の男性への脅迫、器物損壊などの容疑で、大阪府警は二代目東組幹部の木村純一容疑者(60歳)ら5人を逮捕した。
木村容疑者らは、大阪府泉佐野市や熊取町に駐車していた男性の車に豚の生首を置いたり、車のフロントガラスを割るなど嫌がらせを繰り返していた模様だ。その被害額は19万8千円に及ぶという。
「豚の生首には、8cmほどのペティナイフが突き刺されていた。豚の生首を置くなんて、バブル経済の時代に地上げの嫌がらせで見られた古典的な手法だよ。
それを今の時代にやるなんて……豚の生首は、インターネットで食用のものを購入したようだ」とあきれ顔の捜査関係者はこう続ける。
「豚の生首が置かれたのは、二代目東組元副組長・川口和秀氏?の知り合いだった。だが事件の背景には東組の内紛があって、川口氏が実質的な当事者だ。今後川口氏に対する事件も立件を目指す」
今回、幹部が逮捕された東組では、昨年12月ころから、組の「内紛」が続いていた。
暴力団の日常を描いたドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」の主役の一人で、二代目東組元副組長・二代目清勇会会長の川口和秀氏と、二代目東組の滝本博司組長の間でトラブルが勃発していたのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/06feea0702b77b0c96b88da949e2218f4b3d4b59