コロナ前の2019年上期と比較すれば確かに売上高は1.1%増と回復しているのですが、
じつは顧客数はマイナス11.0%と1割以上減っています。

「コロナ禍に加えて円安不況でコンビニを使うことができる日本人の数は減少傾向にある」ということがこの数字から裏付けられます。

 ではなぜ売上高が回復したかといえば客単価が13.5%も増えているからです。
 「値上げラッシュのせいかな?」と思うかもしれませんが、消費者物価指数の伸びよりもずっと増えています。
 つまりコンビニでちょっとお高めの商品が売れるようになったのです。

「コンビニ」に起きている変化

それを象徴するかのようについ先日、「節約しようとコンビニでカップヌードルを買ったら1個231円もした」という主旨のツイートが炎上しました。
中流層から見ればコンビニのカップヌードルがここまで高くなるというのは驚きだったのでしょう。
けれども、低所得層から見れば、「そんなことに今ごろ気づいたのか」というところでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a400da14f27983720671578b1f12c721dbeed372