女性の体を触りけがをさせたなどとして、大阪府警淀川署は26日までに、強制わいせつ致傷などの疑いで大阪市淀川区、無職毛利亮太容疑者(27=同罪などで起訴)を逮捕、追送検した。
日本武術太極拳連盟によると、毛利容疑者は2018年に開かれた第18回アジア競技大会に武術太極拳日本代表選手として出場していた。
逮捕、追送検容疑は7~8月ごろ、大阪府内の路上で深夜に帰宅中だった20~40代の女性3人に対し、後ろから上半身を触ったり、抱きついたりした疑い。うち40代の女性は驚いて転倒し、膝に軽傷を負った。
署によると、現場周辺の防犯カメラの映像などから容疑者を特定した。
連盟によると、今年開催予定だった第19回大会の日本代表内定選手にも選ばれていたが、新型コロナウイルスの影響で来年に延期され内定は白紙となっていた。
逮捕を受け、所属していた大阪府武術太極拳連盟は毛利容疑者を除籍した。(共同)