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ロボット研究で知られる石黒浩・大阪大大学院教授らの研究グループは21日、東京都内でアバター(分身)ロボットの遠隔操作の様子を公開した。
河野太郎デジタル相が参加し、離れた場所から自分の体のように動かせるロボットを体験した。
河野氏は会場に置かれた自身そっくりのアバターを少し離れた場所から操り、石黒氏と意見交換。
慣れない操作に戸惑いながらも「離れた場所にアバターを派遣し、デジタル技術の可能性を説明することができる」と力説した。
マイナンバーカードの利便性を訴える取り組みに活用することも検討するという。
大胆な発想で社会課題の解決に役立つ研究開発を国が推進する「ムーンショット型研究開発制度」の一環。
グループは将来的に、1人で複数のアバターを操って介護や建設の現場で作業したり、身体に障がいのある人が絵画などの創作活動を楽しんだりすることを目指している。