旧統一教会の創設者・文鮮明氏の息子(7男)が、アメリカで設立した「サンクチュアリ教会」。
彼はアサルトライフル銃「AR-15」は神の意志を実行するための神聖な道具であり、神はトランプ氏の味方であるという見解を表明している。
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/38576
ペンシルベニア州スクラントン郊外のニューファンドランドに本拠地を置くサンクチュアリ教会は、信者たちが礼拝に武器を持ってくることから、危険な教団と目されている。
亨進氏が説くのは、世俗的な政治を織り交ぜた終末論。アメリカで武器メーカーを経営している兄の国進(クッチン)氏とともに亨進氏は、「MAGA(アメリカを再び偉大に)」に傾倒する共和党員たちのあいだで政治的な影響力を拡大しようと心血を注いできた。
トランプ氏の息子たちとのコネを作ったり、毎年恒例のサンクチュアリ教会のイベント・Rod of Iron Freedom Festivalを開催したり(トランプ氏の元側近のスティーブ・バノン氏がスピーカーとして登壇)、
2020年のペンシルベニア州の選挙人団の名前を刻んだ偽の名簿の最上位に自分の名前を掲載してくれた全米ライフル協会(NRA)の役員と関係を築いたりと、その活動は多岐にわたる。
さらに亨進氏は、ペンシルベニア州議会のダグ・マストリアーノ議員の肝入りで同州の副知事に立候補したテディ・ダニエルズ氏を「我々の偉大な友人であり、共にキリストを信じる兄弟」と呼ぶ。ダニエルズ氏は、1月6日の暴動の参加者のひとりだ。