ごぼうと前田日明がタッグ
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前田氏に〝花束〟は渡されたのか――。
フロイド・メイウェザー（４５）への花束投げ捨て騒動で、日本中から猛批判を浴びたごぼうの党の奥野卓志代表（４８）が、格闘王・前田日明氏（６３）とユーチューブチャンネル「前田日明チャンネル」で真正面から〝激突〟。花束騒動から憂国論まで激論を交わした。
奥野氏と初対面となった前田氏がまず目を丸くしたのはその体格だ。格闘家と遜色ない、身長１８５センチという恰幅（かっぷく）の良さで、身長１９１センチの前田氏にも見劣りしないほど。過去に何のスポーツをしていたかですぐさま盛り上がった。
日本の将来を憂い、参院選にも出馬した奥野氏を、前田氏は「憂国の士」と紹介。改めて「超ＲＩＺＩＮ」（９月２５日）での朝倉未来とメイウェザーの試合前セレモニーで、奥野氏が花束を投げ捨てた騒動に焦点が当たった。
https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/0/d/880w/img_0d4eafa87609b8b3ab42f050a765674c143914.jpg 奥野氏はすでに謝罪、釈明しているが、改めてメイウェザーの素行の悪さや運営側の問題を糾弾。一方、ＲＩＺＩＮの榊原信行ＣＥＯ（５８）は土下座で謝罪し、奥野氏に法的措置を検討しているとしている。
「無言の抗議」と主張した奥野氏は、今回の花束騒動の発端となった３年前の「ＲＩＺＩＮ」での那須川天心とメイウェザーの一戦を振り返った。
中でも試合直前にメイウェザー陣営が那須川のバンデージを巻き直させた行為に「主催者が選手を守らないといけない」と憤った。
花束を投げ捨てた行為自体は前田氏も「見ている人には内情が伝わっていなかった」と方法論に疑義を呈したが、
「那須川も『ＲＩＺＩＮは守ってくれなかった』と言っていた。メイウェザーの方はちゃんとバンデージをチェックしたのか。体重が８キロ差あるとはいえ、頭頂部をかすっただけであんな効くものかと正直ある」と釈然としなかったという。
土下座した榊原氏に対して、奥野氏は「土下座はパフォーマンスでするものではない。それこそ〝日本の恥〟なんじゃないか。花束に対するルールを決めるなら、選手に対するルールを守ってください」と反論すれば、
前田氏も「（法的措置を取るなら）おかしな話で、花束を贈る権利をお金で売ったわけですから買った人がどうするかは、ＲＩＺＩＮの方でコントロールすべき話で、予見できないのは、とうてい本末転倒な話」と切り捨てた。
さらに対米従属で、日本の将来を憂う２人は「憂国論」でも話に花を咲かせた。
奥野氏は「緊急事態条項を憲法に書き込まれたら日本が本当に終わってしまう」と強調。
政府のやりたい放題になることを危惧すると、前田氏も「台湾有事になって、沖縄に攻め込まれたら自衛隊も足りない。今のロシアみたいに強制召集される。２０歳以上は戦場に持っていかれ、反対する者は逮捕される。あっという間ですよ。時の権力者の思うように刑法や民法がいじられる。一番悪い過去の例がナチスのワイマール憲法で、全く同じ」と緊急事態条項の裏にひそむ狙いを読み解いた。
花束騒動で米メディアからも〝フラワーガイ〟の異名が付いた奥野氏に対し、前田氏は４２０万円をもかけた花束贈呈での「無言の抵抗」ではなく、米紙「ニューヨーク・タイムズ」や「ワシントン・ポスト」や日本の大手新聞などに「意見広告を出すべき」と提案。
これには奥野氏も目からウロコで、花束騒動を発端に国際世論に呼びかける新たな展開が生まれそうだ。
奥野氏から前田氏への花束贈呈シーンを含めた対談動画は、１１日に「前田日明チャンネル」で公開される。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
