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2022/10/10(月) 07:13:10.590詳細は今後協議するが、現在約43％の比率を15％まで引き下げることも検討する可能性があるという。
ルノーは電気自動車（EV）部門の分社化を計画しており、日産が新会社に参画する見返りとして出資比率の引き下げに応じる構えという。
ルノーを筆頭株主とする日産にとっては、経営の自律性が高まることになる。ルノーの筆頭株主のフランス政府も現時点では大型再編に反対していないもようとされる。
レゼコーは両社が再編を通じ、元日産会長カルロス・ゴーン被告が金融商品取引法違反罪で起訴された事件などに伴って混乱した企業連合の再生を訴えたい考えだと指摘した。
両社は企業連合の弱体化と捉えられないよう、新たな協力の具体策の発表を目指している。
日産は1999年に経営危機に陥り、ルノーの出資を受け入れた。ルノーは日産株の約43％を握り、日産もルノー株の15％を取得した。日産はその後、三菱自動車を傘下に入れ、3社で企業連合を組んでいる。
ルノーの出資比率を15％に引き下げると日産のルノーへの出資と同水準となる。引き下げは日産の株価の急落を招かないよう、信託を通じて長期的に実行することも検討されているという。（共同）
