ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は7日、交流サイト(SNS)に投稿したビデオ声明で、
「ロシアが不法占拠している北方領土を含む、日本の主権と領土の一体性を支持する」と述べ、対応する政令に署名したと明らかにした。

ゼレンスキー氏はウクライナを支援する日本との連携を確認し、ロシアへの共同対処を呼び掛けた形だ。

一方、露国防省は、東部軍管区の司令官を交代させた。露南部ダゲスタン共和国のメリコフ首長が7日、SNSで明らかにした。
3日には西部軍管区の司令官交代も露メディアが報じていた。
ウクライナで露軍の劣勢が目立つ中、露国内では最近、右派勢力を中心に軍上層部への不満が強まりつつあり、政権側は司令官を更迭して不満の矛先をそらす思惑だとみられる。

7日のビデオ声明でゼレンスキー氏は「ロシアは、わが国と国民、国際的な法秩序に対するこの戦争を通じ、自分自身を一つの条件下に置いている。
それは、ロシアがかつて奪取して支配している全てのものが真に解放されるということだ」と指摘。
「侵略者の手には何も残らない。われわれのパートナー国にも正義が回復されることを確信している」と述べた。

戦況を巡り、ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官は7日、ロシアが併合を宣言したヘルソン州など南部で2400平方キロメートルの領土を露軍から解放したと発表。
ウクライナ東部軍の高官も同日、ロシアが併合を宣言した東部ルガンスク州で新たに集落1カ所を奪還したと発表した。ウクライナメディアが伝えた。

ゼレンスキー氏は同日のビデオ声明で「われわれは間違いなく、以前にロシアに占領された領土に到達する」と述べ、反攻作戦を進展させる意思を示した。
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