2022年いっぱいで活動を無期限休止する歌手氷川きよし(45)。この背景に所属事務所社長との確執があり、独立を念頭に置いたものであるとの見方が浮上している
「実はこの発表は休養後の退社と独立に向けた布石なのです」と、週刊文春は芸能関係者の話として伝え、こう続けている。
「もはや社長と彼は長い間、直接話すような関係ではありません。お互い代理人弁護士を立て、ギャラの交渉や契約の解消について話し合いを続けてきました」
氷川といえば2000年に「箱根八里の半次郎」でデビュー後、瞬く間にスターダムへとのぼりつめ、演歌界のプリンスとも呼ばれてきた。
活動休止を発表した今年1月には、「なかなか心と体が思うようにならなくなり、ご期待にお応え出来ないこともあり、リフレッシュのため」などと説明していたが、その背景にはこうした確執があったようだ。
同誌は氷川が独立の意思を固める暴力沙汰がこの夏、氷川のファンクラブ事務所であったと報じた。拳を振るったのは2代目社長で、2012年に亡くなった前会長・長良じゅん氏の長男、神林義弘氏。
長年氷川らを支えてきた幹部社員らに対し、会社の金を使い込んでいるとの疑念からだったそうだ。
これは濡れ衣で、結果として、この幹部ら4人が退社を決意。さらにコンサートの企画制作を担当していた関連会社の経理担当者ら計約10人が会社を去る事態となり、それを知った氷川も腹を固めたのだという。
「氷川はもともと先代の会長が『男版・美空ひばりになってほしい』と売り出した。当時のまま氷川を男らしい演歌歌手として売っていきたい事務所と方向性の違いも大きいように見えます」と、氷川を長く取材する芸能ライターは言う。
氷川は2019年にLGBTであるとカミングアウト。「本当の自分に戻りました」とし、女性モノのドレスやメークをしてそれまでと百八十度イメチェン。「キー」「キーナ」などと名乗り、SNSなどの文面や言葉遣いも、《嫌いなものは私嫌いですってハッキリ言っちゃうの》などと変わった。
長良プロは日刊ゲンダイの問い合わせには「コメントを出す予定はありません。社員の退社に関してはプライベートに関わることなので対応できません」という。
パワハラや押し付けのイメージには負けない。独立説には、そんな氷川の決意も含まれているのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/426be77b014cf9dbf08e9cd9a431172364e13b04