大阪市西区の市立中で7月、プールの女子更衣室に小型カメラが仕掛けられ盗撮される被害があり、水泳部顧問の20代男性教員が関与を認めていることが16日、関係者への取材で分かった。
大阪府警が府迷惑行為防止条例違反の疑いで事情を聴いている。
関係者によると、小型カメラはペン型で、7月中旬ごろに更衣室内で見つかった。水泳部顧問は発見者から報告を受けたが、学校側に知らせていなかった。
対応を不審に思った発見者が8月2日に別の教員に相談。学校側の聞き取りに顧問が盗撮を認めたという。市立中に赴任後、自ら希望して水泳部顧問に就いていた。
市立中は8月6日に保護者集会を開き、経緯を説明した。同校の担当者は共同通信の取材に対し「あってはならないこと。まずは生徒の心のケアが第一だ」と回答した。
大阪市教育委員会は「事実であれば大変遺憾。厳正に対処していく」としている。(共同)