https://news.yahoo.co.jp/articles/82d04ac19e42f4f7df420a22d6e0ee2f892a009c
「『娘が1年生の3学期に部活でいじめをうけて、あまり学校に行けなくなった』と話していました。いつも元気な姿を見ていたので驚きました」
Aの中学の同級生が言う。
「Aのいた部活は部員がいくつかのグループに分かれていて、力関係がハッキリしていた。部の雰囲気がよくないというのは皆知っていました。いじめがあったかどうかはわかりませんが、人間関係で嫌な思いをした可能性は十分あります」
学校に行けなくなったAをさらに追い詰めたのは、中学入学と同時に流行り始めた新型コロナウイルスだった。前出の近隣住民が話す。
「新型コロナが流行り始めて、Aの母親は在宅勤務が増え、日中はほぼ家にいたみたいです。仲の良い家族だったのに最近は、AとAの母親が会話している様子はほとんど見ませんね。先週はAの弟と母親が二人で出かけていました」
Aは警察の調べに対し「母の嫌な部分に自分が似てきて嫌だった」と供述している。不登校となった娘と在宅勤務の母。Aは好きだったスポーツをする機会も、友人や大人と関わる機会も失われたまま2年間を過ごした。