とんかつDJを織り混ぜながらのトーク


伊集院光:『鬼滅』の感想なんだけどさ、超流行ってるからさ、チビッコとかみんな連れてくじゃんか。
あれってさ、ウチの朝の番組のアシスタントやってる竹内香苗っていうママアナウンサーがさ、
『鬼滅』を子供は見たことはないんだけど、あんまりにも鬼滅、鬼滅っていうから「行きたい」って言い出したんで、「連れて行ってあげようと思ってんだ」って話してて。
俺は子育てしたことないから。他人の子供がどう育とうが、そんなことは知ったこっちゃないですよ、こっち側からしてみたら。
だけど、俺が見た『鬼滅』の今までのイメージで、そんなに小学校の子に見せるものか、これっていう感じで。
でも、世間的にさ、あんまりそこ触れないじゃんか。みんなで『鬼滅』を見に行こうの空気になってるけどさ。
だって、いきなり家帰ってきたら、一家惨殺されてるんだよ?「それって子供見るような話?」っていうの、俺の中でちょっとあんだけど。
何より多分、今回のその汽車ぽっぽの話は、夢、悪夢を見せたり、良い夢を見せて、夢を操る鬼が出てきて。
で、なんか戦うわけ。途中でなんか気づくんだよね、「とんかつを揚げるのと、DJで皿を回すのは同じだ」っていう(笑)
これは共通点があるって思って、アゲ太郎が頑張るっていう、そういうシーンがあるんだけど。
たとえばあれを見た小学生の子がさ、あれを機に悪夢を見るようになりました、夜泣きをするようになりましたって言われたら、それは「そうでしょうね」って思う(笑)
あれを見てからずっとウチの子、夜泣きが止まりませんっていうことになったら、
それはあなたの子供が正しくあの映画を理解したから、そうなってんだと思うよっていう作品だと俺は思うの。
でもさ、全然そんなことって世の中の人言わなくない?結構あれ、R指定的なのって…PG指定は、子供いる時にはちゃんと説明しましょうみたいなやつだよね、PG12だと。