アジアでも屈指の観光立国となってきたタイでは、観光警察からの話で、6月下旬から7月4日までの10日間ほどだけでも8件の日本人犯罪被害が確認できた。
うち半数が同じ手口というのも驚きだ。それが「ニューハーフ抱きつきスリ」である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fdabe21757169adf453b832193e42af5b6f15df
タイではバンコクやパタヤ、プーケットなどの観光地で、ニューハーフによるダンスショーが人気で、まるで宝塚やブロードウェイのような妖艶できらびやかなステージは、長年、人気の観光スポットになってきた。
ただ、この手のショーは大きな劇場によるメジャーなステージばかりではなく、小規模なものも各所に点在しており、そこから聞こえてきた被害があった。
ニューハーフショーは、終わると美しい演者たちがチップをもらって記念撮影に応じることが定番となっているが、そこで客の財布を盗まれたとされる被害通報が相次いだのだ。
「ただ、演者に盗まれたという100%の証拠がなく、警察への通報でも本格的な捜査にはならないまま、帰国予定を遅らせるわけにもいかない観光客が泣き寝入りの状態となっている」