「アイドルって、やっぱりすごい」加護ちゃん、あやや…大人になってあらためて感じた”憧れ”と”切なさ”
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「私にとって『I WISH』(モーニング娘。)の発売は”大事件”。物凄い気持ちを奮い立たされました」と、ハロプロアイドルが好きだと公言する、かか丸さん(@maru_maru_kazoku)。20年以上前、突如お茶の間に現れた加護亜依(当時12歳)から目が離せなくなり「私もモーニング娘。になる!」と決意したという。強い気持ちはあったが、夢を叶えることはできずに大人になった。当時どれだけの子どもたちがその存在に”憧れ”をもっていたのか。「アイドルになれなかった人達。」というエッセイ漫画で当時を振り返り発信する、かか丸さんに話を聞いた。

漫画では、2000年当時、音楽番組に出演するモーニング娘。の様子が鮮明に描かれている。「I WISH」の歌い出しは、当時新メンバーだった加護亜依。同世代だったかか丸さんは「彼女の透明感、小柄な体から放つキラキラオーラに、信号も街灯もないど田舎の茶の間で、私はテレビに釘付けになった」という。

 「私は、モーニング娘。になる」。そう決意し、彼女たちの出演番組を録画したり、駄菓子屋でブロマイドカードを購入したり、窓ガラスに自分を写してダンスを踊り、歌も歌いまくった。自分なりに必死で向き合ってきたが、親や兄弟からは冷ややかな反応が。「あんたみたいな田舎もん、受けてもムダだよ」「どうせ書類で落ちる」ーーそんな言葉で反対され、応募することさえ許されず、悔しくて泣く日々だったという。

ーー「アイドルになれなかった人達。」のエピソードを描こうと思った理由は?

「あやや(松浦亜弥)の11年半ぶりの復帰がきっかけでした。以前からエッセイ漫画を描き始めて、描くことで自分の気持ちが整理される感覚がありました。あややが復帰してアイドルへの想いが沸き立ち、この想いを漫画にして、自分の気持ちを整理しようと思いました」

ーー当時、女性アイドルから受けた衝撃は大きかった?

「もっとも衝撃を受けたのは、加護ちゃん(加護亜依)とあやや(松浦亜弥)です。とにかく眩しいくらいに光を放って見えました。そして、テレビ越しにも引き込まれる歌声やパフォーマンス。心を一気に奪われました。今も奪われたままです」