19歳のとき、大学の春学期が始まったばかりの頃、学生みたいな服装をした女性3人がカフェテリアで私のテーブルのところに来て一緒に座ってもいいかと聞いてきました。
私は口説かれているみたいな感じでした。デートに行けるのだと思いました。
そのうちに、自分たちは学生運動をしていて、世界をよりよくしようとしているのだと彼女たちは言いました。
「宗教団体か何かの一員ですか?」と私は言いました。違うと彼女たちは言いました。
自分たちが独身であること、また文師が信者同士をマッチングさせて、いつセックスできるかを教えるということは言いませんでした。
そう言われていたら、「君たちはおかしいね、ほっといてくれ」と私は答えたでしょう。
このことを言うのは、だましの手口について紹介するためです。人はわかったうえでカルトに加わるわけではないのです。
何も知らないまま、数週間のうちに、学校を辞めろ、銀行口座ごと寄付しろ、文鮮明を自分の真の親として見ろ、両親を悪魔だと思えと命じられることになりました。
この集団に会うまでは悪魔がいると信じてすらいませんでした。
https://courrier.jp/news/archives/294482/
https://courrier.jp/media/2022/07/15100250/GettyImages-702443067-1600x900.jpg