ホンダは、2022年7月21日に発売予定としていた「ダックス125」について、海外における新型コロナウイルス感染症ならびにその対策に伴う部品の生産遅延や、
世界的な海上輸送・港湾の混雑など、物流の混乱による部品の入荷遅延によって生産に影響が生じていることから、当面発売を延期すると発表した。
延期の期限については明記がなく、現状では無期限での延期ということになる。
日本国内における年間計画台数は8000台とされていたが、発売日に一定以上の台数が揃わないことからの延期と思われ、今後の計画についても不透明だ。
今後の発売日については改めて案内があるとのことで、「一日も早くお客様に製品をお届けできるよう、引き続き最大限の努力をしてまいります」としている。
また、同時に発表されたリリースでは、こうした状況から車両納期の長期化、販売店からの納期の案内が困難な場合があり、一部モデルでは上記理由とともに生産能力を大幅に上回る注文がはいっているため受注の制限もしているとした。
ロシアのウクライナ侵攻によって欧州四輪メーカーでもワイヤーハーネスの生産が大幅に滞る(一部のメーカーではウクライナ生産が100%だった)など、コロナ禍だけではない影響も見られ始めており、二輪への波及もこの先は無視できない事態になるかもしれない。
世界的なバイク人気と上手くかみ合わない状況が続くが、原因が原因だけにファンとしては辛抱強く祈りながら待つしかなさそうだ。
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