日本は海に囲まれた島国であり、敵の侵略に対して洋上の航空基地である航空母艦(空母)は有力な兵器になり得ます。
そうした事情もあり、海上自衛隊は過去、幾度となく空母保有を検討したものの、様々な事情から実現しませんでした。
ただ、ようやく海上自衛隊の悲願が叶いそうです。2022年6月現在、ヘリコプター搭載護衛艦であるいずも型の2番艦「かが」を、F35B戦闘機の搭載が可能なよう改装中です。
完成した際には飛行甲板の塗装が耐熱化されるとともに、艦首形状が現在の台形から四角形に改められます。そこで、改めていずも型護衛艦の空母化改装までの経緯をまとめてみました。
そもそも、世界で最初となる新規設計の空母「鳳翔」を建造したのは、旧日本海軍です。その後、日本海軍は世界最強とも呼ばれた南雲機動部隊で、アメリカのハワイ真珠湾を空襲するなど、空母の価値を証明しました。
戦後、日本海軍は消滅します。しばらくしたのち海上警備隊が発足、その後、警備隊を経て新たに海上自衛隊が発足しましたが、日本国憲法の制約もあって、かつてのような大型空母の保有は不可能でした。
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