兵庫県尼崎市の光本圭佑市議(42)が4月、所属会派「日本維新の会」の口座で管理する政務活動費(政活費)250万円を無断で引き出していたことが14日、市議会事務局への取材で分かった。
昨年8月に政活費でパソコンや備品を購入したとして、偽造した納品書を今年に入って事務局に提出していたことも判明。事務局は私文書偽造罪に当たる可能性もあるとしている。
250万円は返金されたが会派は「公金を勝手に個人口座に入れたことは問題」と指摘。光本氏は14日付で国政政党・日本維新の会を離党したが議員辞職は「説明責任を果たし理解いただけるように尽力する」と否定した。
光本氏は250万円について「市長選の公認候補擁立を巡り会派が分裂しそうになり、(金を)守るために一時的に避難させた」と主張。納品書は紛失し、見積書を基に作成したとしている。(共同)