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ホンダは13日、同社の技術者が立ち上げた新興企業ストリーモ(東京)が1人乗りの電動三輪車を年内に発売すると発表した。
既存の電動キックボードなどと比べ、歩行時のような低速でもバランスが取りやすく、転びづらいのが特長という。
商品名は社名と同じ「ストリーモ」。原動機付き自転車の扱いで免許が必要。原則として車道を走行する。1回の充電での走行距離は最大30キロ。最高時速は25キロで、価格は26万円。
13日から抽選販売の申し込みの受け付けを開始し、まずは300台を販売する。
ストリーモによると、電動キックボードは、路面の段差や縁石との衝突といった単独事故の割合が高い。
そのため同社は独自技術で段差や傾斜でも体勢を崩しにくく、安定走行できる構造にした。停止時には足をつけずに自立することも可能。
また、最高時速6キロ以下に制御されていれば歩道での走行を認める改正道交法に対応するためのモデルも開発を進めているという。
ホンダは全社員を対象に起業を支援する取り組みを進めており、独立した企業はストリーモが2社目となる。(共同)