ホンダは、「大型二輪免許」および「AT(オートマチック・トランスミッション)限定大型二輪免許」の教習車として、「NC750L(MT教習車仕様)」と「NC750L(AT教習車仕様)」を全国の自動車教習所を対象に2022年7月21日に発売する。
従来はNC750Sをベースとしていたが、現在のラインナップからなくなっているため、新たにクロスオーバースタイルのNC750Xをベース車に選定。
AT限定大型二輪免許教習に向けた車両としてDCT仕様もラインナップし、低重心で扱いやすいエンジン特性のNC750Lで、MT/AT教習のどちらもカバーする。
扱いやすさを重視してか、ベース車のNC750Xよりもシート高を低く抑え(800→793mm)、最低地上高も下げる(140→125mm)などしたうえで、教習車専用の特殊装備を付加。
教習車としての特性を考慮した各部の変更を行うことで、教習時に頻繁に使用する極低速域での操作性や低中速域での扱いやすさと、取りまわしやすさに配慮したという。
エンジンの出力はかなり抑えられていて、市販車の58ps/6750rpmに対しNC750Lは37ps/5500rpmに。
このほか、転倒ダメージを軽減するバンパー類、教習生の運転状況を指導員へ視覚的に伝える表示ランプを装備する。カラーリングはパールグレアホワイトの1色だ。
HONDA NC750L(MT教習車仕様)
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NC750L(AT教習車仕様)
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