国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金計400万円をだまし取ったとして、警視庁公安部は13日までに、詐欺容疑で、右翼団体「志国塾」塾長で土木会社経営具志堅馨容疑者(59)、指定暴力団住吉会系組長で韓国籍の陳東珍容疑者(74)ら男計7人を逮捕した。
認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は共謀し、2020年6月ごろ、事業の実態がないのに、個人事業主や建築会社の名義で給付要件を満たすように装って申請し、現金をだまし取った疑い。
公安部は、具志堅容疑者が、ともに逮捕された同右翼団体構成員の石上隆幸容疑者(45)ら3人に不正申請を持ちかけ、指南役とされる陳容疑者らを紹介したとみている。
資金の一部は団体の活動資金や暴力団に流れたとみて調べている。(共同)