「テレビの業界に入るきっかけは、慶大を卒業して就職の時ですよね。日本舞踊の家で、就職しないで遊んでてもいいんじゃないのかな、みたいな感じで。いや、とんでもないですね(笑い)。
それでフジポニーという、フジテレビの子会社の制作会社に親のコネで入ったんです。子会社というか、こういう会社ができたから入ってみないかと。
父親は花柳啓之という名前で、舞台や映画、テレビの振り付けを、ずっとやっていました。それで、芸能界と関係があって、その父が日本舞踊のビデオを作るということで、フジポニーの人とお会いしててね。
それが新しくフジポニーを作るというんで、受けてみないかって言われたのがきっかけです。初代の社長が亡くなられた石田達郎さんでね。ニッポン放送から、ポニー、キャニオンレコードを作って、フジテレビの社長もやられた。
音楽業界ですごい力を持った方で、その方の面接を受けて受かりました。テレビ界を目指したっていうより、周りの環境が芸能ばかりだったんでね」
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