その間、犯人グループの女が女性に「最期に何かして欲しいことはないか?」と問いかけると、
「彼が殺されたのわかってるから彼の顔が見たい。彼と一緒に埋めて」と女性は答えた。

要求を受け、女性の目隠しを外して彼の遺体を見せると、女性は泣きながら彼の遺体を見つめていた。

これを見た犯人グループは「あはは、こいつ泣いてる」と笑う。
この後グループのリーダーの男が「それじゃ殺ろうか」と宣言。

女達は「ほら、服脱ぎな」と命令し女性をパンティ1枚だけの裸体にさせ、脱いだ衣服を車のトランクに入れさせ、再び目隠しをした。

女性はこの時「こんなことしても無駄よ、きっと警察に逮捕されるわ」と叫んだ。
男達は女性を穴の側まで連行し、地面に座るよう命じ、女性は両膝を抱え込むようにして地面に腰を下ろした。

その後女性は男性と同じようにビニールロープで締め上げられるのだが、「やるなら早くして下さい。一気に殺して」との言葉を残す。

しかし「綱引きだぜ、お前も引っ張りや」と言いながら遊び感覚で30分以上かけて殺害する非道極まりないものだった。

遺体を埋めて様々な証拠隠滅を謀るも目撃証言から犯人グループは27日に逮捕。 


◇犯人

男A(当時19歳)
男B(当時20歳)
男C(当時17歳)
男D(当時18歳)
女E(当時17歳)
女F(当時17歳)

名古屋地裁はAに死刑、Bに懲役17年、Cに無期懲役、Dに懲役13年、EとFに懲役5〜10年の不定期刑、の有罪判決を下すが、AとBはこれを不服とし即日控訴。
名古屋高裁は「矯正の可能性がある」とAを無期懲役に、Bを懲役13年に減刑。

ちなみにAは「少年法があるから俺は絶対死刑にはならない」と嘯いていた。