「倹約」とは、無駄遣いをしないこと。節約と同じような意味ですが、倹約は無駄なモノにはお金を使わないという「目的」がしっかりしています。

無駄なモノにはお金は払わないと決めているため、我慢という意識が生まれません。そのため、ネガティブなものではなくポジティブに、かつ能動的に捉えている様子がうかがえました。

では、実際にどのような「倹約」を行っていたのか、経験を踏まえて4つお伝えさせていただきます。

【富裕層がケチるポイント1】日常の洋服代
まず1つ目は日常の服装、洋服代です。

富裕層と聞くと、高額なブランド品を常に着用しているイメージを持つ方が多いでしょう。

しかし、私がお会いした富裕層は高額なブランド品を常に着ている方は少なく、ユニクロやスポーツブランドなどを着ていて意外と庶民的でした。

ブランドよりも「機能重視派」という方が多かったです。

【富裕層がケチるポイント2】光熱費
2つ目は光熱費です。こちらも金額を気にされないイメージが先行するかもしれませんが、しっかりとお考えの方が多かったです。

「ムダな光熱費を抑えられる」という視点で、新しい電化製品への買い替えを行う方もいました。

実際に環境省のCOOL CHICEによると、電球をLEDにすると年間で-約86%(-2511円)(※ほぼ同じ明るさの一般電球と電球形LEDランプを比較※「住まいの照明省エネBOOK 2020年度版」)の節約になります。

この調査からわかるように、買い替えをしないことが必ずしも節約につながるとは限りません。

長く使うこと、思い切って買い替えることのどちらが無駄を省けるのかしっかり判断をされていました。

【富裕層がケチるポイント3】手数料
3つ目は「手数料」です。光熱費と似ているかもしれませんが、手数料に関してもしっかりとお考えの方が多かったです。

たとえば、ATM手数料です。

最近ではコンビニでいつでもATMを利用できる時代ですが、富裕層の方たちはコンビニでATMは利用されません。休日や時間外も使わないなど、無駄なお金を払わないよう徹底していました。

手数料は数百円程度と思いがちですが、とにかく無駄なものにはお金を使わない。このように富裕層はマイルールを徹底しています。

【富裕層がケチるポイント4】コンビニは避ける
4つ目はコンビニ利用についてです。

24時間何でも買えて便利なコンビニも、極力利用しないという方はいます。

たとえば、スーパーやオンラインなどと比較して日用品がいくら違うか把握されており、割高なコンビニでは買わないという方もいました。

ペットボトルの飲みものやお菓子などの小さな金額でも、不要なコストは払わないという意識を徹底しています。

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