「選別収容所」でロシア兵から尋問、震える少女は「童顔すぎる」と暴行免れる

「恐怖で震えが止まらなかった」――。
マリウポリから逃れたマリア・ブドビチェンコさん(17)が、ウクライナ国外からオンライン取材に応じ、1か月前、現地で「選別収容所」と呼ばれる場所でロシア軍から受けた尋問の一部始終を語った。

尋問室では「パニックに陥り、叫び出したい気持ちを懸命に抑えていた」と振り返る。震えが止まらないため、兵士が何度も指紋を取り直したという。兵士らは「童顔すぎる」などと口にして、ブドビチェンコさんに特段の関心を示さず、20分ほどで車に戻された。

「自分が兵士の好みと合致していたら性的な暴行を受け、なぶり殺されていただろう」とブドビチェンコさん。しかし、父は容赦ない厳しい尋問に遭った。

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