米国のチューニングカーメーカー、ヘネシーは、同社史上最大の車両を公開した。最高出力1000psを超える6輪トラック「ヘネシー・マンモス1000 6×6」である。
ラムTRXをベースにしたヘネシー・マンモス1000 6×6は、全長7190mm、全高2133mm、全幅2235mmのサイズを誇る。
ラムTRXと同じ6.2Lのスーパーチャージャー付きヘルキャットV8エンジンを搭載しているが、300ps以上高い1026psを発生するように強化されている。
AUTOCARがヘネシーに問い合わせたところ、詳細な性能数値が判明した。最大トルクはラムTRXを44kg-m上回る、134kg-mを発生するという。
パワートレインが大幅に強化された上に、ビルシュタイン製サスペンションとロック式リアアクスルを備えたオフロードキットが採用されている。
6本の20インチホイールには、37インチのオフロードタイヤが装着されている。第3アクスルの追加により、全長は1219mm延長された。また、より頑丈な前後バンパーとLEDライトも特徴的だ。
同社の創業者兼CEOであるジョン・ヘネシーは、次のように述べている。
「マンモス6×6のすべての要素が、より大きく、より強く、より堂々としています。さらに、オフロードでの完全なパフォーマンスを持ちながら、超高速です。誰もが認める王者となっています」
ヘネシー・マンモス1000 6×6の価格は、ベースとなるラムTRXの車両価格を含めて44万9950ドル(約5760万円)からとなっている。毎年わずか12台が製造される予定だ。
ヘネシーはこれまで、6輪ピックアップトラックとして最高出力600psを発生するフォード・レンジャーをベースとした「ヴェロキラプター6×6」、シボレー・シルバラードをベースとした800psの「ゴリアテ6×6シルバラード」を製作してきた。
今回のマンモス1000 6×6は、これらに続く3番目のモデルである。
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